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性教育について

尼崎市における性教育の取り組み

10代の「人工中絶」「性病」など、全国的な問題となってきています。 日本での中絶件数は30万件を超えていますが、このうち10代の中絶件数は年間約3万5,000件となっています。 こうした結果にいたる未成年の場合は、自分自身の意思がはっきりしていない場合が多く、 また妊娠・出産に関する知識が乏しい場合が多いのです。 これらの問題は、学校現場や教育方針のほかに、家庭や、地域環境にも起因しています。
当院では医師会と連携し、尼崎市の学校医師として小学生・中学生・高校生に性教育の講演活動を行っています。 小学生には男女の心と身体の違いや二次性徴など身体のしくみ、受精・妊娠・出産のしくみを伝え、 中学生になると、思春期の心と身体・性感染症の予防・エイズについて・男女交際についてなど また、高校生には10代の妊娠におけるリスクや人工中絶の防止・避妊について、性感染症の予防と治療など、子どもたちに「いのちの尊さと性」を知ってもらいたいと思っています。

思春期の性と生について

性行為を行う前に下記8つ項目を確認してください。
私は産婦人科医として、一つでも守れないなら性行為をして欲しくないと考えています。

  • 自分や相手のことをよく理解していますか。
  • 相手を尊重して対等な関係でいられますか。
  • きちんと話し合うことができますか。
  • 避妊と性感染症予防の責任をとれますか。
  • 妊娠したらどうするか覚悟はできていますか。
  • 人の心や体を傷つける性行為はしないと考えますか。
  • メディアの情報を的確に判断する能力が身についていますか。
  • 本当にありのままの自分でいられますか。

人を大切にすることは自分を大切にすること

携帯電話やインターネットの普及により情報化社会が発展し、人間同士のつながりが希薄になり、意識・行動が大きく変わり、10代の性は交際相手を次々と変え、性感染症が急達に広がっています。そんな中で望まない妊娠、性感染症を防ぐには自分で自分の見を守らなければなりません。自分を大切にできなければ、人を大切にすることはできません。今の自分を大切にできなければ、今や、将来の大切な人を守ることはできません。
もし悩みや不安があれば家族やまわりの人と話してみましょう。相談したいとき、周りの人に相談しづらい時は、児童相談所・保健所・相談電話などいろんな相談所があるので調べてみてください。

 

当院の記事が新聞に掲載されました!

一般社団法人 日本家族計画協会様が発行している機関紙「家族と健康」に、当院の記事が掲載されました。(平成29年11月1日発行)

時代にあった性の健康教育を』をテーマとして、当院の取り組みをご紹介しております。

詳細は、下記の掲載記事をご覧ください。

【拡大して記事を見る】

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