子育て
女性のライフステージとは
女性のライフステージは、その時々の生活環境や年代により様々に移り行くものです。女性のライフステージに応じて、ケアを合わせていくことが必要となります。
女性は、そのライフステージによって女性ホルモンの分泌量が大きく変化します。エストロゲンは、思春期になると分泌が高まって初経(初潮)を迎えますが、更年期になると急激に低下して、閉経を迎えます。カラダが女性らしくなることや更年期のイライラやほてりなども、ホルモンの変化に伴う症状です。
女性の心やカラダは、一生を通じて、ホルモンの影響を受けているのです。末包クリニックは、女性のライフステージをサポートし続けることができるクリニックを目指します。
子育て世代の方へ
子宮筋腫
子宮筋腫は子宮の筋肉にコブのようなかたまり(良性腫瘍)ができることをいいます。生殖年齢の女性の20~25%に発生します。悪性になることはありませんが、大きさや場所によって過多月経、月経痛、不妊症の原因になります。
子宮内膜症
子宮内膜は、妊娠しない場合に剥がれ落ち、月経により排出されています。この子宮内膜が、骨盤の腹膜や卵巣などの子宮内以外の場所にできてしまうことを子宮内膜症と呼びます。不妊の原因のひとつと考えられているため、妊娠を考える女性は、早めに治療することが大切です。
卵巣検査
食生活やライフスタイルの変化により、40代~50代の女性に多い卵巣がんなどを検査します。卵巣がんは、排卵回数の多さが危険因子のひとつとされているため、妊娠や低用量ピルにより排卵を休ませることが、有効な予防手段となります。検査は主に超音波検査で行われます。
乳がん検診
乳がんにかかる女性は年々増加し、日本人女性のがんの罹患率では第1位です。30代から増加し始め、40代後半がピークとなります。早期に発見し治療を開始すれば、治りやすく、自分で発見できるので、自己検診も重要となります。マンモグラフィ検診により、早期乳がんを発見できる可能性があります。30歳以上の女性は年に1回は乳がん検診を受けましょう。
リスク要因
- 初経が早く、閉経が遅い
- 出産、授乳経験がない
- 初産年齢が遅い
- 肥満
- 良性の乳腺の病気経験
- 乳がんの家族歴
マンモグラフィ検診は武庫之荘レディースクリニックで受けつけております。
子宮頸がん
子宮頸がんとは、子宮の入口に発生するがんです。検診によって早期発見しやすく、完治が可能です。性行為によりヒトパポローマウイルス(HPV)に感染することが主な原因です。感染してもほとんどは自然に消失しますが、消滅せずに感染が持続すると、がんに進展することがあります。早期に発見すればがんを防げますが、ほとんど症状がないため定期的な検診が重要です。
子宮体がん
子宮体部の内膜に発生するがんで、頸がんとは発生する原因も部位も年代も異なります。原因はエストロゲンとプロゲステロンのホルモンバランスが崩れた状態が長期間続くことで発生しやすくなるといわれています。一般的に更年期以降の女性に多く見られ、初期症状として不正出血が見られることが多いです。子宮頸がんの検診とは別の検診が必要であるため、気になる方はご相談ください。